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天気がいい日曜日の朝に
相方が鳥を絞めた。
3月以来、久しぶりに。
「そろそろやるよ」
とは聞いていたけど。
結構突然にその日がきた。
ウコッケイのオスは4羽いて、
そのうち3羽は独身貴族で放し飼い。
しろ、いぼちゃん、はくの3羽。
はじめはしろがボスだったけど
今のボス争いはいぼちゃんかはくか、という状態だった。
「はく」はひよこの頃からまっしろで、目立つからか一番に名前がついた。
ひとりだけほんとにまっしろでおおきかった。
はくが居なくなるなんて。考えられないよ。はくは一番ひとなつっこくて。朝ははくに起こされて、おなかがすいたら玄関の前にたって鳴いてた。
頭の中がたくさんのはくの景色でいっぱいになる。
ふわふわのおしり。太もも。
3羽は仲良しでいつもいろんなところで散歩してた。
相方の意思は強かったので、尊重することに決めた。
けど、とってもつらい。もうあと数時間後には居なくなってるのが想像できない。
はくを抱きしめて泣いてしまう。
ありがとう、を心のなかでいっぱい伝える。
いぼちゃんとしろはなんかいつもと違う空気をいちばんに感じていて、
小屋にのこされたはくのことをわたしが外からみていると、
しろがおもいっきりわたしに向かって体当たりしてきた。
何回も。
「やめて!」
って訴えてるようだった。
2羽とも小屋のそばからはなれなくて。
みんなはくのことが大好きなんだな、と感じた。
そういえば、
いつもは2本あるとまり木に、1羽と2羽にわかれて寝るのに。
その日のまえの夜は狭い1本のとまり木にぎゅうぎゅう3羽いっしょになってとまって寝てたな。
はじめてみた景色だった。
もしかしたらはくは今日のことわかっていたのかもな。
絞める瞬間。
ちょっと離れたみえないところでやるのに、
とりたちはしん、とする。
みんなも感じている。
そのあとのこされたオス2羽はずっと同じ場所から動かなくて。
なんだか元気がなかった。
命をいただくということ。
ほんとうにとてもありがたいこと。
相方も「お肉を食べるの1年に1回とかでいい、っていう気持ちがわかる」ってつぶやいた。
大事に育てたとりを絞めるのも、
ものすごいエネルギーをつかうだろうな。
いただいたお肉は、ロギの誕生日会にもっていって、みんなでいただいた。
特別な日に、たいせつな時間。
by suien-moon
| 2010-06-15 22:33


