-
日曜日、東村からのりこさんとコウスケくんがバンキーを持って手伝いに来てくれた。
バンキー療法は、背中とかにカップをつけて機械で真空にしてそこから疲れなどをとる療法。
相方の疲れがたまっていたから、
背中はみるみるうちにあざのような丸でいっぱいに。
その丸から二酸化炭素がでてくるそう。
それから、
相方は3日間寝込んでしまった。
今まで6ヶ月もなげださず、「疲れた!」とも言わず。
毎日作業していたからか、
はりつめた糸がきれたように。
相方の電池がきれてしまった。
どうしたらいいのかわからないくらいだったので。
職場だった宗像堂の誰かと会ったりしたら元気にならないかな、、、とか考えてた時に、
嘉数からまこっちゃんとあさちゃんが手伝いに来てくれた。
宗像堂の差し入れと一緒に。
その時は気づかなかったけれど、
次の朝に宗像堂のパンを食べた時に、
やっぱりおいしくて。
身体が喜んでいるのがわかって。
このパンのいい匂い。
相方が働いてるときは家に帰ってきたらいつも薪の匂いとこのパンの匂いがしていたなー、なんてことを思い出したり。
やっとその時「宗像堂から来てくれた誰かってパンだ」と思った。
相方が働きはじめた頃、
毎日の作業をみて言っていた言葉で印象的な言葉がある。
「宗像堂は竜宮城みたいなんだよ。亀のかたちをした石窯からパンがぽんぽん産まれてるみたい。」
って話してた。
食べるとほんとにそう思う。
パンが生きてるみたいだな、と。
誰かが薪を集めて、誰かが生地をこねて、成型して、酵母が元気に発酵させて。
薪の窯で焼かれる。
いろんな人が関わって手間をかけてできたパン。
相方と2人で背すじがきゅっーと伸びる思いで食べた。
いただいたオオヤコーヒーもおいしくて。
またまたきゅっーと背骨が伸びた。
伸びると同時においしくて身体がほっ、とした。
なんかそれにまっすぐなものって伝わってくる。
ありがたいなー
相方はゆっくりだけど元気が戻ってきた。
お店ができるまであともうひとふんばり。
私たちも、まっすぐな気持ちを大切に。
やっていきたいと思う。
by suien-moon
| 2010-06-12 00:01